アメリカ海軍は23日、中国が実効支配する南シナ海の南沙諸島の周辺で、イージス駆逐艦を
航行させる「航行の自由作戦」を実施しました。

 これは、ロイター通信がアメリカ当局者の話として伝えたもので、海軍のイージス駆逐艦
「マスティン」が23日、南沙諸島のミスチーフ礁に中国が造成した人工島の12カイリ内の
海域を航行したということです。アメリカ海軍による「航行の自由作戦」の実施が明らかに
なったのは、今年1月17日以来です。

 中国は人工島の12カイリ以内を「領海」と主張していて、中国国防省の報道官は「中国軍は
重大な政治的・軍事的挑発に断固反対する」との談話を発表しました。そして、中国海軍の
艦艇2隻がアメリカの駆逐艦に対し、現場の海域から離れるよう警告したことを明らかにしました。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3324848.html