トランプ米大統領、マクマスター補佐官を解任へ 後任にボルトン氏
3/23(金) 14:18配信
BBC News
ドナルド・トランプ米大統領は22日、国家安全保障担当の大統領補佐官を、現職のH・R・マクマスター氏から、
ブッシュ政権時代時代から外交タカ派として知られるジョン・ボルトン元国連大使に交代させると発表した。
トランプ氏はツイッターに「2018年4月9日付で、ジョン・ボルトンが僕の新しい国家安全保障担当補佐官になることを発表できてうれしく思う。
H・R・マクマスター将軍の貢献に心から感謝する。彼は素晴らしい仕事をしてくれたし、これからもずっと僕の友達だ。公式な引き継ぎは4月9日に行われる」と投稿した。
ボルトン氏の任命は米上院の承認を必要としない。同氏はトランプ政権発足から14カ月で3人目の国家安全保障担当の大統領補佐官となる。正式な就任は4月9日。
ジョン・ボルトン氏とはセイウチのような口ひげがトレードマークのボルトン氏は現在69歳。共和党内の外交タカ派として数十年にわたってキャリアを築いてきた。
ロナルド・レーガン政権、ジョージ・H・W・ブッシュ政権、ジョージ・W・ブッシュ政権で政府高官を歴任してきた。
ジョージ・W・ブッシュ元大統領はボルトン氏を駐国際連合アメリカ大使に任命したが、在任中は多くの外交官が個人的に、ボルトン氏の姿勢を不快だと批判した。
筋金入りのネオコンでもあるボルトン氏は、後に間違いだったと判明したサダム・フセイン氏が大量破壊兵器を所有しているとの世論形成も助けた。
最後に政府高官だったその時期から、その意見が大きく変化したようには見えない。米国のイラク侵攻を支持しているほか、新聞の論説記事で北朝鮮やイラクへの武力行使も支持してきた。
トランプ氏はなぜマクマスター氏を交代させるのかマクマスター氏は22日に発表した声明で、補佐官に任命してくれたトランプ大統領に感謝したほか、今年後半に米陸軍からも引退することを明かした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180323-43510902-bbc-int
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