尖閣諸島周辺や南シナ海で警備活動を行っている『中国海警局』が、共産党中央軍事委員会の
傘下に入ることが分かりました。事実上の軍事組織となることで、活動が強化される可能性が
あります。

 中国国営の新華社通信が21日に発表した共産党と国家の機構改革案によりますと、
『中国海警局』は共産党中央軍事委員会の指揮下にある『武装警察』に編入されると
いうことです。

 日本の海上保安庁にあたる『中国海警局』は、東シナ海や南シナ海の警備などを
行っていて、沖縄・尖閣諸島周辺の領海や接続水域にたびたび侵入しています。
事実上の軍事組織となることで、今後は中国海軍と連携して、活動を強化する可能性も
あります。

 機構改革は教育組織や国営メディアの再編など60項目にわたるもので、
習近平国家主席としては、国のあらゆる活動の主導権を中国共産党に集中させる狙いが
あるものとみられます。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3322959.html