こうしたビルの高い省エネ性能によって、大和ハウス佐賀ビルは太陽光発電による
創エネのみで全体の電力需要を賄うことができるという。さらに、太陽光発電の
発電量が消費電力を下回る際には、蓄電池に貯蔵した余剰電力を自動的に電力供給
できるシステムを構築している。

実証ではこのシステムの運用を検証し、“電力会社からの買電に依存しないオフィスビル”を目指す。
なお、万が一太陽光発電システムと蓄電池で電力供給ができなくなった場合は、九州電力から
電力の供給を受ける。

大和ハウスでは同社の環境長期ビジョン「Challenge ZERO 2055」をもとづき、自社ビルを中心に
環境負荷の低いZEBの実現を推進している。今後は、今回実証を行う大和ハウス佐賀ビルモデル
ケースとして、電力会社に依存しない自給自足型の新たな電力自立システムの普及を加速させていく方針だ。

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1802/27/news048_2.html