御嶽山遺族会が規制解除後捜索へ
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180317/1010002502.html
４年前の御嶽山の噴火で、犠牲になった人たちの家族でつくる「遺族会」が名古屋市で開かれ、ふもとの町が火口から１キロの立ち入り規制の解除を目指す、ことし９月をメドに、山頂で行方不明者の再捜索をすることを決めました。
名古屋市で開かれた遺族会の総会には、１０家族１８人が出席し、まず全員で黙とうしたあと、新年度の計画について話し合いました。
この中では、ふもとの長野県木曽町が、山頂付近に避難シェルターを設置するなど安全対策を講じたうえで、火口からおおむね１キロで行っている立ち入り規制をことし９月末をメドに解除を目指していることから、規制が解除後に山頂で、いまだ行方がわからない５人の再捜索を行うことを決めました。
捜索は地元の山岳ガイドらに依頼し、行方不明者や遺品などを見つけたいとしています。
また、災害を風化させないよう、ことし５月、東京・目黒区で御嶽山の噴火前と後の写真を集めた展示会を開くことを決めました。
遺族会の事務局代表のシャーロック英子さんは、「町が計画する山頂付近の避難シェルターができれば、捜索ができると思う。不明者の靴や上着でも良いので見つかればよいと思う」と話していました。
