サイバーセキュリティ会社「ファイア・アイ」は、中国政府との関係が疑われる中国のハッカーらが、南シナ海での対立に関係する米企業へ攻撃を始めたと明らかにした。
何より南シナ海で活動するエンジニア、防衛、船舶会社もしくは何らかの形でそれに関係する会社が狙われている。他にも欧州企業が数社、少なくとも香港企業1社が攻撃された。
攻撃は2月に突如活性化し、その後も勢いが保たれた。企業への攻撃以外にもファイア・アイによると、ハッカーらは政府機関、メディア、学術機関への攻撃を行った。
同社によると、サイバースパイを手がけるハッカー集団「TEMP.Periscope」はレーダーの有効範囲やシステムがいかに海での活発度を発見することができるのか、といった中国政府に有益であろう情報を探していた。
ファイア・アイのアナリスト長、フレッド・プレンは「戦略的に利用できる情報が彼らには必要だ。そのため、これは国家スパイに似ている。民間企業はこうしたデータを盗んでも利益を得ることはないだろう。」
https://jp.sputniknews.com/incidents/201803164677037/