電車内で盗んだ鍵で女性宅に侵入し下着を盗んだなどとして、埼玉県警は15日、窃盗の疑いで、
同県川口市の建築作業員、安瀬安四郎容疑者(60)=詐欺罪で起訴=を再逮捕したと発表した。
「生活費ほしさと性的欲求を満たすためにやった」と容疑を認めている。
安瀬容疑者は電車内でスリをする手口から、捜査員に「ハコモサのヤス」と呼ばれていた。

 再逮捕容疑は昨年12月5日午前9時45分ごろから同10時ごろの間、京王井の頭線の明大前−渋谷駅間を走行中の電車内で
東京都内に住む20代の女子専門学校生が着ていたコートから鍵などが入ったカードケースを盗んで女性宅に侵入、下着など約100点を盗んだとしている。

 県警によると、鍵と身分証を同時に盗んでおり、「興味がわいて(女性宅に)行った」と供述しているという。
自宅からは「チャンスを逃さない」「大胆に強引にやる」と書かれたメモや電車の時刻表が見つかった。

 捜査員の間では「ハコ」は電車を、「モサ」はスリを意味する言葉として使われている。

http://www.sankei.com/affairs/news/180315/afr1803150031-n1.html