交通事故で消防や医療機関に自動通報 国交省が性能基準策定へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180315/k10011365641000.html
自動車が交通事故を起こした際に、消防や医療機関などに自動的に通報する新たなシステムの普及を進めようと、国土交通省は、通報装置の性能の基準を初めて策定することを決めました。
このシステムは、自動車が事故を起こした際に、事故現場や直前の速度などの情報を消防や医療機関などに自動的に通報し、いち早い救助活動につなげようというものです。
国内では、一部の自動車メーカーと医療機関が連携して運用を始めていますが、ヨーロッパなどでは、新車への搭載義務づけが決まるなど、普及が進んでいます。
国土交通省は、システムのさらなる普及を進めようと、通報装置の性能の基準を初めて策定することを決めました。
具体的には、エアバッグの作動をきっかけに、事故の発生時刻や位置情報などを高い精度で送信することや、事故の状況を判断するために、装置にハンズフリーで通話ができる機能を持たせることなどを盛り込む方針です。
国土交通省は今後、省令を改正して、来年以降、新たに販売される新型車から基準の適用を始め、効果を検証しながらシステムの普及を進めていきたいとしています。