匿名性を重視したWebブラウザー「Tor Browser」の最新安定版v7.5.1が、13日に正式公開された。
本バージョンの変更点は、内部コンポーネントのアップデートがメイン。特にベースとなっている
「Firefox」が「Firefox ESR 52.7.0」へと更新され、7件の脆弱性が修正されているので注意したい。
深刻度の内訳はMozillaの基準で4段階中最も高い“最高”が2件、2番目に高い“高”が3件、3番目に高い
“中”が2件となっている。
そのほかにも、サンドボックスの非互換性問題により64bit版Windows Vistaで「Tor Browser 7.5」が
動作しない問題が修正された。また、「TorBrowser」へ「NoScript」を組み込む際の変更が原因で
一部の拡張機能が正常に動作しなくなる不具合も修正されているという。
「Tor Browser」は、接続経路を匿名化する「Tor」をあらかじめ組み込んだ「Firefox」ベースのWebブラウザー。
Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在“Tor Project”のWebサイトからダウンロードできる。
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1111488.html