ベゾス氏の保有資産は1120億ドル(約11兆9千億円)と昨年から5割も増加した。
一方、ウォルマート関係者では創業者の3男のジム・ウォルトンが14位で筆頭。
15、16位に長男ロブソンと長女アリスが並んだ。

15年前の03年には、ウォルトン家は長者番付トップ10の4人を占めていた。
当時ベゾス氏の資産は25億ドルで147位。
この間にウォルトン家の保有資産が目減りしたわけではなく、15年間で45倍という
ベゾス氏の資産の拡大ペースが異常なのだ。

アマゾンの攻勢にさらされているのは小売企業だけではない。
アマゾンの収益の柱は「AWS」と呼ぶ事業者向けのクラウドサービスで、
この分野では米マイクロソフトなどと激しく争っている。
そういう意味では、ゲイツ氏の5年ぶりのトップ陥落もアマゾンエフェクトのひとつととらえることができる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27803490X00C18A3TI1000/