「オレの心は負けてない」…在日の性奴隷制被害者、宋神道さんお別れ会
闘い抜いて苦痛から解放遂げた半生
昨年12月16日に逝去した日本軍性奴隷制被害者である宋神道さんのお別れ会(主催・在日の慰安婦裁判を支える会)が2月25日、
都内で行われた。日本、南朝鮮の支援者、在日同胞など、約160人が参加し、宋さんの遺影に献花した。お別れの会では、
日本在住の被害者として、唯一人、日本政府に対する謝罪・補償裁判を闘った宋さんの活動をまとめた映像が上映され、支援者たちが思いを語った。
在日被害者として提訴
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日本在住の日本軍性奴隷制被害者、宋神道さん
宋神道さんは、1922年、忠清南道・論山で生まれた。数え16歳の時に、母の決めた相手との結婚が決まったが、式当日に逃亡。
その後、大田で朝鮮人女性に騙され、中国中部・武昌の慰安所「世界館」へ連行された。後に、漢口を経て、
日本の第11軍司令部のあった岳州の「慰安所」に連れていかれ、長安、応山、蒲圻などを「部隊付き」として転々とした。宋さんの「慰安婦」生活は、7年に及んだ。
ソース:朝鮮新報 2018.03.01 (13:38)
http://chosonsinbo.com/jp/2018/03/yr20180301-1/
日本の敗戦は咸寧で知った。行く宛のなかった宋さんは「結婚して日本に行こう」という日本軍人の言葉に騙され、46年春、
引き揚げ船で博多港に渡ったが、軍人は到着後、宋さんを突き放した。その後、宮城県女川町在住の在日朝鮮人男性に出会い、男性が亡くなる82年まで共に生活した。