1歳の長男に暴行を加えけがをさせたとして、大阪府警捜査1課は3日、傷害容疑で大学職員、藤次(とうじ)裕介容疑者(33)と妻で会社員、絵梨容疑者(33)=いずれも同府豊中市=を逮捕した。
捜査1課によると、裕介容疑者は「危害を加えるようなことは一切していない」、絵梨容疑者は「故意に暴力を振るうことは一切ない」とともに容疑を否認している。

逮捕容疑は昨年4月23日午前8時〜同35分ごろ、当時住んでいた大阪市阿倍野区三明町の自宅で、当時生後8カ月だった長男の頭を揺さぶるなどの方法で衝撃を与え、急性硬膜下血腫や網膜出血などのけがをさせたとしている。
長男は左半身まひの重度の後遺症があるという。

同課によると、当初2人は「つかまり立ちをしていて後ろ向きに倒れたと思う」と説明していたが、医師らの所見では、強く揺さぶられることで脳を損傷する「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」の可能性が高いという。

http://www.sankei.com/smp/west/news/180303/wst1803030028-s1.html