17年の外国人宿泊、過去最多7800万人
青森県の外国人宿泊客伸び率が全国トップ
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2018/20180228033646.asp
http://www.oita-press.co.jp/1002000000/2018/02/28/NP2018022801001459
八甲田で樹氷を見ながらスノーシュートレッキングを楽しむ外国人観光客ら
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2018/img/0228w.jpg
観光庁は28日、2017年に国内のホテルや旅館に泊まった外国人の
延べ人数は前年比12・4%増の推計7800万人(速報値)で、過去最多を更新したと発表した。
2017年の青森県の外国人延べ宿泊者数(従業員10人以上の施設対象)は
23万9150人で過去最多を記録した。28日、観光庁が発表した統計で明らかになった。
前年からの伸び率は67%で全国トップ。県によると、青森空港の国際線拡充のほか、
冬季の誘客が全体の伸びにつながったという。
国・地域別では、台湾が最多の7万8420人(前年比53%増)、次いで中国が6万2990人(同270%増)、
韓国が2万9910人(同23%増)、米国が2万10人(同8%増)、香港が1万6560人(122%増)などとなった。
県は増加の理由について、中国・天津線の就航、韓国・ソウル線の増便、台湾・台北線の
定期チャーター便就航など青森空港の国際線が拡充したほか、これまで課題だった
冬季の誘客に成功したことを挙げる。2月と12月は前年と比べ2倍以上に増えており、
空港とスキー場が近いという優位性を生かして冬のレジャーをアピールしてきた成果が表れたと説明した。
青森県の17年の外国人延べ宿泊者数は、9月時点でこれまで年間で最も多かった
16年の14万3590人を上回り、震災前の10年と比べると4倍以上に増加した。
また、県などが観光戦略で掲げた目標の「18年に年間20万人」は1年前倒しで達成した。
県誘客交流課の三上洋輝課長は今後について「このように大きく伸びることは難しいが、
個人旅行も徐々に増えており、旅の目的地や立ち寄り先として選ばれるよう地道に取り組んでいく」と述べた。