性的に見られて「嫌だな」、自分の権利が奪われるサイン

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 3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」です。男女格差が大きいとされる日本を、次代を担う若い人たち、
とりわけ女の子たちが性別にとらわれず生きることができる社会に――。
虐待や性被害にあうなどした女の子たちを支援する仁藤夢乃さんは、「『嫌だな』と思ったら、その感覚を
大事にして」と語ります。

 居場所のない女の子を支える活動をしています。セックスでの妊娠や性病のリスクについての知識がなく、
「安全日があるらしい」などと誤った情報を信じている子もいます。

 自分自身を振り返っても、きちんとした性の知識を教えてもらったことはなかったし、痴漢にあったり胸を
じろじろ見られたり、ということが日常的にありました。大人の男性から性的な目で見られているという自覚があり、
「性」についてポジティブに捉えられなくなりました。

 男友達から「胸、何カップ?」と聞かれたり、胸を触られたりしたこともあります。ショックだったけど、
「これくらいのことで落ち込むのは自分がおかしい」「友達も同じ目に遭ってる」と思い込むようにしていました。

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