■志位和夫・共産党委員長(発言録)

 (裁量労働制に関する国会答弁を安倍晋三首相が撤回した問題について)一体誰の責任で捏造(ねつぞう)データが作られたのか。大臣や官邸の関与はどうだったのか全部洗いざらい明らかにされる必要がある。

 厚生労働省の責任は極めて重いことは明瞭だ。同時にもう一つ言っておきたいのは総理の答弁姿勢だ。

 簡単に言えば、自分は厚労省から上がってきた答弁書を読んだだけで、細かい所まで把握しているわけではないと。厚労省の責任で私は知らないよ、と言わんばかりの説明をしている。

 しかし、内閣総理大臣は役所から上がってきた答弁書を読むだけの係ではない。自分の認識としてデータを紹介した以上、総理自身の認識になってくる。
役所の紙を読んだだけというのは通用しない。安倍首相のよそごとのような答弁は通用しない。

 総理自身も重い責任が問われる。国民に謝罪した以上、(法案提出を)断念し、調査することが総理の責任の取り方だ。(記者会見で)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180222-00000075-asahi-pol