21日夜、神戸市の有馬温泉の観光施設で従業員の男性が倒れ、その後、死亡しました。消防は酸欠状態になった可能性もあるとみて調べています。

 21日午後7時半すぎ、神戸市北区の有馬温泉にある観光施設「太閤の湯殿館」で従業員の新田和久さん(48)が突然倒れ、その後、死亡しました。
新田さんが倒れていたのはかつての岩風呂の遺構として展示されているくぼんだ場所で、消防が検査したところ有毒なガスは検出されなかったものの、酸素濃度が低下していたことがわかりました。

 「猫が施設内に入っていたという話があり、新田さんが見に行って、遺構の中に入っていった」(新田さんの上司)

 新田さんは施設内に入り込んだ近所の猫を探しに岩風呂に近づき倒れたということです。消防は温泉から何らかのガスが発生して付近に充満し、酸欠状態になった可能性もあるとみて調べています。

神戸・有馬温泉の観光施設で従業員死亡、酸欠か
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3298879.html