21日午後、霧島市の交差点で軽乗用車と乗用車が衝突し、乗用車に乗っていた生後6か月の乳児が死亡しました。
現場交差点では、駅伝大会のために警察官が手信号で交通整理をしていたということで、警察が、詳しい事故の状況を調べています。

21日午後0時45分ごろ霧島市国分野口北の市道と町道の交差点で、霧島市牧園町の池田時男さん(87)が運転していた軽乗用車と霧島市国分川原の会社役員、篠原櫻さん(37)が運転していた乗用車が、出会い頭に衝突しました。

この事故で、乗用車の助手席でチャイルドシートに乗っていた篠原さんの娘で生後6か月の凪ちゃんが、車外に放り出されて頭を強く打ち現場で死亡が確認されたということです。

池田さんと同乗していた妻、それに篠原さんの3人も病院に運ばれましたが、いずれも軽傷だったということです。

警察によりますと、現場の交差点は、21日行われた「県下一周駅伝」のコースになっていて、事故当時は先頭の選手が通過する数分ほど前で、警察官1人が交通整理にあたっていました。

軽乗用車の進行方向は赤信号で、警察官の手信号を受けて進むことになっていて、前にいた2台の車が警察官の手信号を受けて左折していったあと、軽乗用車が直進し、篠原さんの乗用車と衝突したということです。

警察は、交通整理にあたっていた警察官や目撃者などから話を聞くなどして、
事故の詳しい状況や原因を調べています。

鹿児島県警察本部の山下耕治交通部長は「亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。
事故原因の全容解明に向けて捜査を尽くします」
とコメントしています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180221/5050001853.html