またも、衣装はだける アイスダンス仏美人選手 「私は祈り続けた…」 演技後は涙
http://www.sankei.com/smp/pyeongchang2018/news/180220/pye1802200024-s1.html
19日行われた平昌五輪フィギュアスケート・アイスダンスのショートダンス(SD)で、フランスのギヨーム・シゼロン(23)とペアを組むガブリエラ・パパダキス(22)の衣装が途中ではだけるハプニングに見舞われた。
競技後、会場スクリーンにもスローモーション映像が流れ、パパダキスは試合後、涙を流した。演技途中の衣装トラブルは、11日の団体SDに出場した韓国女子のミン・ユラ(22)以来2度目。
米紙USAトゥデー(電子版)によると、首の後ろのホックが外れるハプニングは演技開始から数秒後に発生。「私は続ける以外に選択肢はなかった。そして私は祈り続けました」。
しかし、鋭い右回転のスピン、両手を宙に持ち上げるといった激しい動きが続き、左胸部分を隠すこともできず演技を続行。
約3分間の演技の後半部分は特に「勇気との戦い」(英メディア)を強いられながら、フィニッシュした。
ところが、ハプニングはこれで終わらなかった。会場のスクリーンにも問題のスローモーション映像が流れ、パパダキスは複雑な表情を浮かべた。
結果は81・93と2位。優勝候補の呼び声が高いだけに、トラブルを抱えつつも1位のカナダ組(83・67)とは僅差だった。
パパダキスは試合後、取材陣が待つ一角に「涙を浮かべて」(同紙)姿を現した。相方のシゼロンは「衣装の問題で数ポイントを失うのはフラストレーションがたまる」と振り返った。
パパダキスはその後、共同記者会見場に移動。トラブルに見舞われた演技について聞かれ、「とても心をかき乱された。
五輪で一番の悪夢」と語る一方、「困難を抱える中、力強いパフォーマンスを行えたことは誇っていいと思う」と胸を張った。(五輪速報班)