最近、ベトナム東南部ドンナイ省にある韓国系の縫製工場で労働者1900人ほどが給与の不払いに
抗議してストライキを起こした。
ところが、肝心の韓国人経営者が夜逃げしてしまったために賃金の払い手が存在せず、やむなく
地元の労働連盟が省当局の承認を得て不払いの給与を立て替え払いしたという。当局側が民間企業の
給与を代替払いするというのは前代未聞で、ベトナムで話題になっている。
ベトナムでは、1月末というのは企業経営者にとって出費のかさむ時期である。従業員・労働者に
支払う1月分の給与に加えて、テト(旧正月)を控えた年1回のボーナス支給が重なる。
このため、経営不振の企業では賃金の支払いが出来ず、ストライキが発生しやすい。
たとえ何とか払えてもボーナス額が少なければ、これを不満とするストライキが発生することもある。
http://blogos.com/article/278278/