一番身近な健康のバロメーター「体温」。少しでも37度を超えると「熱がある!!」と騒ぐ男性は多く、インフルエンザや風邪の症状を
大げさに訴えたがる男性をやゆする「man flu」という言葉があるほどだ。

対象者の平均体温は36.6度(35.3〜37.7度の範囲)だった。

体温とさまざまな指標との関連を検討した結果、体温は加齢とともに低下し、10歳年を取るごとに0.021度低くなることが示された。
疾患との関連では、がん患者の体温は0.02度高く、またBMI(体格指数)が1増えるごとに、0.002度上昇することも分かっている。

これだけでは数値が小さすぎて、何ら健康に影響はないように思える。しかし、年齢や人種、併存疾患などの変数を補正し、
平熱と1年死亡リスクとの関連を調べたところ、体温が0.149度高くなるごとに、1年死亡リスクが8.4%増加することが示されたのだ。

研究者らは「平熱は1年以内の死亡リスクを予想する指標になるだろう」としている。これといって思い当たる原因がないのにもかかわらず、
平熱が高い人は、一度は医師に相談し、場合によっては精査する必要がありそうだ。

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