【AFP=時事】早食いになりがちな人は、食べ物をよくかんで箸を休めながら食事をすることで減量できる可能性があるとする
九州大学(Kyushu University)の研究論文が13日、発表された。

英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)のオンライン版「BMJ Open」に掲載されたこの研究は、
日本人約6万人を対象に食べる速度と体重の増減との関連を調べた。

九大の研究チームは論文で、食事の速度は肥満や体格指数(BMI)の値、腹囲に影響すると指摘し、
「食べる速度を遅くすることを目的とした治療介入は、肥満予防や肥満関連の健康リスクの低減に効果的とみられる」と結論づけた。

食事の速度がゆっくりなグループの4192人は当初から腹囲の平均値が小さく、BMIの平均値は標準範囲内の22.3、
肥満者の割合も全体の21.5%だった。

これに対し、早食いのグループの2万2070人では肥満者の割合は44%で、BMIの平均値も肥満気味とされる25だった。

研究チームは、こうした結果は「食べる速度を遅くすることで肥満の減少やBMI値の低下につながることを示唆している」と述べている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180213-00000039-jij_afp-int

飲食店で麺を食べる女性(2017年7月25日撮影、資料写真)
https://amd.c.yimg.jp/im_siggd47aN9b5jwWsJfzYsIX4bw---x900-y600-q90-exp3h-pril/amd/20180213-00000039-jij_afp-000-4-view.jpg