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https://ddnavi.com/news/140614/a/

『ベンジャミンバニーのおはなし』(ビアトリクス・ポター:著、いしいももこ:訳/福音館書店)では、服を奪われたピーターと
いとこのベンジャミンがマクレガーさんの畑に服を取り返しに行くのだが、その帰りに天敵であるネコに遭遇してしまう。
たまたま近くにあったカゴに身を隠して一命を取り留めたと思いきや、ネコはカゴの上に座り込んでしまうのだ。

そこへ、帰りの遅いベンジャミンを心配した父親がやってきて、なんと突然
「ねこのうえへ大きくじゃんぷすると、かごからたたきおとし、おんしつのなかへけりこみ、毛をひっつかんで、ひとにぎりむしりとって」
しまうのだ。いくら息子を助けるためとはいえ、ここまでするか? と思ってしまう。

また、『2ひきのわるいねずみのおはなし』には、人形の家にある作り物の料理に惹かれたネズミが登場するのだが、
あまりにも皿から取れない料理に腹を立て
「ハムをへやのまんなかにもってくると、火ばさみやシャベルでめちゃくちゃにたたきのめしました!」と書かれているのだ。

さらに、『りすのナトキンのおはなし』では、あまりにもしつこくなぞなぞを出してくるナトキンに怒ったふくろうが、
彼をつかまえ「しっぽをもってぶらさげ、かわをはごうと」する。
それをなんとか逃れたナトキンだったが、このときしっぽがちぎれてしりきれしっぽのリスがうまれてしまったのだ。