仏VideoLAN Projectは9日、マルチメディアプレーヤーソフト「VLC media player」の最新版「VLC 3.0.0」(Vetinari)を公開した。
新たにHDRやChromecast出力をサポートし、対応OSは、Windows 10などWindows XP以降と、Mac OS 10.7以降、iOS、Android、Android TV、Linux、Xboxなど。

 VLC media playerは、多くのフォーマットに対応したオープンソースのマルチメディアプレーヤー。
メジャーアップデートとなる3.0.0では、4K/8K再生時のハードウェアデコードや、10bit信号やHDRの対応、360度ビデオのViewPoint変更や3Dオーディオ対応、
Chromecastへのストリーム出力、BD-J対応、ドルビーデジタルやTrueHD、DTS-HDのオーディオパススルーなどに対応など、数多くの機能強化が図られている。

 HDR規格はHDR10( Direct3D11 with Windows 10 Fall Creator Update)をサポートし、WindowsやAndroidにおいて、HEVCのハードウェアデコードに対応。
また、かつてBlu-ray(BD)と次世代DVD規格を争った「HD DVD」の.evoファイルにも対応したという。

VLCメディアプレーヤー3.0.0登場。HDRや8K再生支援、Chromecast対応
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1106023.html
https://av.watch.impress.co.jp/img/avw/docs/1106/023/vlc4_o.jpg
https://av.watch.impress.co.jp/img/avw/docs/1106/023/vlc2_o.jpg