異色の芥川賞受賞!63歳主婦「若竹千佐子さん」・・・東北弁が心地いいデビュー作

第158回芥川賞が発表された。受賞者の1人、若竹千佐子さんは63歳の専業主婦で、初めて書いた小説「おらおらでひとりいぐも」が
文藝賞に続く受賞作となった。岡安弥生リポーターと待ち合わせた若竹さんは黒い地味なコートでたしかに主婦っぽく、
東京・八重洲ブックセンターではなれない著書へのサインに追われていた。

作品は、子育てを終え、夫を看取った主婦が感じる孤独と老いの境地を綴った物語である。舞台は生まれ育った東北で、語り口も東北弁だ。
「あいやぁ、おらの頭(あだま)この頃、なんぼがおがしくなってきたんでねべか」

岩手・遠野市の生まれ。岩手大学を卒業後、教員を目指すがなかなか就職できず、28歳で結婚して2人の子供を育て、
円満な家庭だったが「外へ出て働きたかった」という思いを抱いていた。それを日記に書いた。夫はからかいながら、頑張れといってくれた。

https://www.j-cast.com/tv/2018/01/18318996.html