陸自ヘリが民家に墜落 整備体制の総点検を急げ

 陸上自衛隊の戦闘ヘリコプターが佐賀県神埼市の民家に墜落する事故が起きた。

 民家2棟などが焼け、少女1人が軽傷を負った。乗員1人が死亡し、機長の遺体が発見された。

 機体の破片が散乱し、激しい黒煙と炎が上がった。事故の衝撃と恐怖に周辺住民は震えた。

 周囲は田園地帯だが、墜落場所は住宅が密集し、近くには小学校や幼稚園もある。一歩間違えれば
被害が広がっていてもおかしくなかった。

 事故を起こしたヘリは対戦車ミサイルを搭載できるAH64D。定期整備を終え、点検飛行中だった。

 自衛隊機が民家に墜落した事故は1969年に金沢市で起きた例があるが、極めて異例だ。

(略)

 防衛省は、事故が起きた佐賀県の佐賀空港に新型輸送機オスプレイを配備する予定だ。
反対論が強まるなどの影響は避けられないだろう。

https://mainichi.jp/articles/20180207/ddm/005/070/109000c