2月9日の開幕が直前に迫った平昌五輪だが、韓国メディアには成功を疑わせる報道が依然として目につく。

五輪期間中に約40万人の外国人観光客が予想されているが、海外との玄関口である国際空港には外国人観光客に平昌五輪をPRする看板や現地への案内など広報物が非常に少ないというのだ。
文在寅政権が北朝鮮にのめり込んで北の五輪参加のみに気を使っている一方で、外国人観客の誘致が疎かだという批判が出ている。
しかも韓国を訪れる外国人客が激減しているという。
文化体育観光省が実施した世論調査で現地に行って応援しようという韓国国民は7.1%しかいない現状で、五輪を中継する米NBCテレビが懸念するスタジアムの空席ばかりが目立つ五輪が現実化しそうだ。

韓国の毎日経済新聞は1月22日、「外国人40万人来る…空港『平昌の準備』寒い」と題し、国際空港での平昌五輪へのPR不足の“お寒い”現状を報じた。
仁川国際空港第1ターミナルの到着ロビーには平昌五輪の開催をアピールする看板や垂れ幕が「ほとんど見られない」と指摘。
いくつかの柱に広報用の旗がかかっていたが、10メートルの高さでは「外国人観光客の視線を引くのは無理がある」と呆れた。

金浦空港の国際線到着ロビーに関してはさらに深刻で、1階で五輪を紹介する看板などの広報物は「1つも見なかった」という。
さらに、平昌五輪の土産物店と広報ブースは3階に設置されているが、「わざわざエスカレーターに乗って、ここまで上がる人は珍しかった」と問題視した。

仁川国際空港からバスで五輪開催地までの案内情報を見つけることができなかったという。
金浦空港では案内板は韓国語の表記ばかりだったという。

ビジネスで仁川国際空港に到着した40代のドイツ人男性が空港の雰囲気だけで韓国が今回の冬季五輪の開催国だとは分からなかったと素直な感想を述べているのを紹介したうえで、情報を伝達する広報案内が「不足しているように見える」との感想を伝えた。

http://www.sankei.com/premium/news/180203/prm1802030011-n1.html
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