東北大留学生6人逮捕 コカイン譲り受けた疑い、違法薬物蔓延の実態浮かぶ
宮城県警が今月、コカインを無償で譲り受けたとして、東北大の外国人留学生6人を麻薬取締法違反容疑で
逮捕したことが29日、分かった。県警によると6人とも容疑を認め、同大留学生の間で違法薬物が
蔓延(まんえん)している実態が浮かび上がった。
県警銃器薬物対策課と仙台北署は同日、同法違反の疑いで仙台市青葉区角五郎2丁目、ボスニア国籍の
同大留学生カメリッチ・ミルゼット容疑者(26)を逮捕し、同区三条町の同大留学生向け学生寮を家宅捜索した。
県警によると、逮捕したのはニュージーランドやスイス、フィリピンなど6カ国の東北大留学生で20〜26歳の
男女6人。同容疑者以外の5人は、同区三条町にある同大の外国人留学生向けの寮に住んでいる。
6人は昨年11月下旬〜12月上旬、寮の居室や同区国分町のナイトクラブ内で、寮に住むオーストラリア国籍の
同大交換留学生クロトフィル・カラム・ニコラス被告(20)=麻薬取締法違反などの罪で起訴=から、若干量の
コカインを無償で譲り受けた疑いで逮捕された。29日までに3人は起訴猶予となり、釈放された。
ニコラス被告は昨年10月29日、ヘロイン約0.98グラム(約3万円相当)の粉末と合成麻薬MDMA
約6.99グラム(約2万8000円相当)を隠した郵便物を英国から輸入して自宅に送らせようとした上、
同12月6日に自宅でコカイン6.53グラムとヘロイン0.07グラムを所持したとして起訴された。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180129_13045.html