本株投資のバイブルとされている「会社四季報」新春号の売り上げが、
前年同期比で5割強増えたことが分かった。今年に入り、個人からの証券会社への問い合わせが急増、日本株への投資熱が見え始めた。

みずほ証券の菊地正俊チーフ株式ストラテジストは、「これまでの株価が上がれば売るという個人の姿勢が変わってきている、
26年の高値をつけ含み損がなくなったからではないか」と分析、

「会社四季報の売り上げ増は、株はもうかると興味を持ち、研究しようという人が増えてきたということだろう」と指摘した。
 日本橋・兜町にある雄峰堂書店の森山篤外商チーフは、
「40代から60代を中心に営業マンや個人投資家などが株関係の本を買い求めている。男性が多い」と述べた
。また、文字が大きく見やすい「会社四季報ワイド版」を買う高齢者が多く「一度売り切れた」と話した。25日までに300部以上売れたという。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-28/P35NYX6K50XY01