名古屋市が作るご当地ソングの収録が6日に始まった。「名古屋ゆかりのヒット曲がない」と嘆く河村たかし市長の肝いりで、
歌詞は市民から募った。「BOYS AND MEN」(ボイメン)ら地元アイドルを歌手に迎え、河村氏は「今度こそ、はやらせる」
と意気込んでいる。

 ボイメンの本田剛文さんらメンバー3人やアイドルユニット「MNCorps(エムエヌコーズ)」が市内のスタジオでレコーディングした。
河村氏も、歌の最後に盛り込む掛け声を収録した。

 市は自ら公表した「行きたくない街ナンバーワン」から脱却しようと、今年度200万円をかけて歌づくりに着手。ボイメンや
「チームしゃちほこ」に歌手を頼んだ。曲名は「でら凄(すご)っ!名古屋」。3月のステージで市民に披露し、市のウェブサイトでも
公開する。配布用のCD1千枚を作るほか、カラオケでの配信も検討している。

 市は過去にも市制100周年を記念した「城〜男は黙って城になれ」や、「名古屋開府400年祭」のPRソング「夢、つなごう 
なごらっチョ」を手がけたが、「市民に定着する歌を作ってこられなかった」(担当者)。河村氏は「盆踊りやカラオケスナック、
居酒屋でかけてもらい、愛される歌になってほしい」と期待している。(諸星晃一)
https://www.asahi.com/articles/ASL164HK3L16OIPE00R.html