【紅白舞台裏】欅坂46「過呼吸騒動」は想定内だった!?
2018年1月4日 16時30分 東スポWeb

 昨年大みそかの「NHK紅白歌合戦」では、人気アイドルグループ・欅坂46のメンバー3人がパフォーマンス後に倒れ込むアクシデントが
あった。ショッキングなシーンに現場はもちろん、ネット上も一時騒然となったが、一部では想定されたことでもあったという。一体どういうことなのか?

 2年連続2回目の出場となった「欅坂46」は、グループとして「不協和音」を披露した。その後、欅坂の大ファンという総合司会のお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」内村光良(53)と同曲の
パフォーマンスを“コラボ”。最後、逆三角形状のフォーメーションになった際、内村と全員で決めポーズしたが、左側中段の鈴本美愉(20)があおむけに倒れ、後方
の渡辺梨加(22)が支えているシーンが放送され、ネット上は騒然となった。また、センターの平手友梨奈(16)も手がけいれんしている姿があった。

 2人とも軽い過呼吸のような症状で、ほかに志田愛佳(19)も同様の症状を訴えたという。

「ステージ裏の廊下を過ぎる時、メンバーに両わきを抱えられながら引き揚げ、鈴本はおみこしのように担がれていた。軽い過呼吸のような症状と
診断されたのは3人ですが、他にも疲労困憊のメンバーは多かった。救急車が来たという情報まで流れ、確認に走った報道陣もいたほど。会場に待機していた看護師に『
軽い過呼吸』と診断され、楽屋で静養して回復しているという説明がNHKからあるまで、緊迫ムードが続いていた」(音楽関係者)

 まさかの事態に報道陣は大混乱に陥っていたが、一方では想定されたことでもあったという。

「メンバーの『不協和音』という曲への思い入れは本当にすごい。特に『僕は嫌だ』と叫ぶセンターの平手は、同曲に尋常ならないほど魂を込めて
いる。精神的に不安定になるほどで、多くの関係者が『本番でちゃんとできるのだろうか…』最後の最後まで不安を持っていた」(前同)

 平手は29日の紅白リハーサル後の報道陣による囲み取材を欠席している。センターの不在は異例だったが、体調面を考慮した措置だったという。

「内村さんも10日ほど前に左足首を負傷しており、リハでは足を引きずるそぶりもあった。その点でも共演自体が危ぶまれていました。内村さん
もファンだからこそ、メンバーの同曲にかける思いや平手の精神状況を知っていたので、一時期は出演に後ろ向きになっていたんです」(NHK関係者)

 実は内村は、センターポジションで平手と並んだ際、手が震える平手に対して必死の形相で「大丈夫?」と気遣っていた。

「欅坂の従来のアイドルとは一線を画す鬼気迫るパフォーマンスが、多くのファンを魅了しているのは事実です。今回の紅白でも安室以上にお
茶の間に衝撃を与えた出演者となった。紅白史に残る全力パフォーマンスとして、刻まれるでしょう」(前出の音楽関係者)

 一昨年4月にデビューしたばかりの欅坂だが、お茶の間に相当なインパクトを与えたと言えそうだ。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14114787/