「お金を出すならモノより思い出」の科学的根拠
コーネル大学で心理学を教えるThomas Gilovich教授は、
20年にわたりこのテーマで研究を続けてきました。
その結果、
「モノにお金を払うな」
というシンプルながらも説得力のある結論を得たそうです。
モノは幸福をもたらしますが、すぐに効力が衰えてしまうのが厄介なのです。
これには、3つの理由があります。
新しいモノでもすぐ慣れてしまう:
新しくてエキサイティングだと思ったモノでも、
すぐにそれが普通になってしまいます。
ハードルを上げてしまう:
新しいモノを買うと、新たな期待が生まれます。
そのため、新しいモノに慣れると、より良いモノを求めてしまいます。
隣の芝は青い:
所有はその性質上、比較をもたらします。
新しい車を買って嬉しくても、友人がもっといい車を買えば
喜びが途切れてしまうのです。
それにいつだって、あなたよりいいモノを持っている人はいるものです。
体験の力
Gilovich教授をはじめ複数の研究者が、
モノより体験のほうが長期的な幸福をもたらすことを発見しています。
その理由を紹介しましょう。
体験はアイデンティティの一部になる
あなたはあなたの所有物ではなく、これまでに見たもの、
やったこと、行った場所のすべての積み重ねです。
AppleWatchを買ってもあなたが変わることはありませんが、
仕事を休んで旅行での体験はきっとあなたを変えるでしょう。
モノより思い出。
日産自動車
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https://www.lifehacker.jp/amp/2017/01/170125_money_memory.html