台湾の検察は、スパイ活動の罪に問われ裁判を受けている中国籍の男が、中国当局の指示を受け、
中国との統一を掲げる少数政党の関係者に接触し、秘密組織を結成していたなどの疑いがあることを明らかにし、
台湾では、台湾の政党関係者をも巻き込んだスパイ事件だとして衝撃が広がっています。
疑いが持たれているのは、スパイ活動の罪で去年9月に台湾の裁判所で実刑判決を受け、現在も控訴中の中国籍の30歳の元留学生の男です。
台湾の検察は2日、記者会見し、この男が中国との統一を掲げる台湾の少数政党の若手メンバーに接触して秘密組織を結成し、
資金を提供するなどしていたとして、スパイ活動を行った疑いがあるということです。
検察は、この男に指示をしていたのは中国政府で台湾政策を扱う国務院台湾事務弁公室だとしていて、
活動に必要な資金として日本円にして年間5000万円以上の資金の提供が3年間にわたって約束されていたとしています。
検察はすでに2200万円余りが渡ったとしていますが、政党側は関与を否定しています。
また、国務院台湾事務弁公室側も台湾メディアの取材に対し、「根拠の無い話だ」と否定しているということです。
(以下略)
NHK/1月3日 20時39分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180103/k10011278261000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_001
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