特に、安倍首相はこの席で韓日米軍事訓練と同盟の必要性を強調したという。洪代表は安倍首相が「日本の上空でも良いから韓日米軍事訓練をするべきだが、
韓国政府が(検討)していないため残念だと思っている」とし「韓日米、日米二国間同盟と韓日米同盟が北核危機を防ぐうえで最も重要な観点だと考える」と話したと伝えた。また、文在寅政府が800万ドル(約9億148万円)相当の対北朝鮮人道的支援を推進していることに対しては「慎重に考えてほしい」として懸念も示したという。

洪代表は面会で在日同胞に対する一部極右勢力の「ヘイトスピーチ」(hate speech・嫌悪発言)問題を取り上げ、処罰条項の新設など日本政府の積極的な対応を求めたという。

一方、安倍首相は洪代表に慰安婦問題と国会内強制徴用労働者像の設置問題に対して韓国側に立場を伝えてほしいと求めたが、洪代表は「北核問題が薄れる可能性があるため、その問題に対しては答えない」として断ったと、張済元(チャン・ジェウォン)韓国党首席報道官は伝えた。
一方、この日午前、中国で起きた文大統領歴訪写真取材団暴行事件を聞いては「どれほど見下していたら…」としながら不満を示したりもした。