仮想通貨の中でもビットコイン以外のものを「アルトコイン」と呼ぶ。
ビットコイン価格が初の200万円超を記録した2017年12月、アルトコインの価格が大きく上昇した熱狂の中にあるアルトコイン投資家たちを取材した。

XRP100円突破で歓喜する、仮想通貨「リップル」ファン
「100円はまだ通過点。リップルの可能性はこんなものではないと思っています」

12月15日、仮想通貨リップル(通貨単位:XRP)が最高値をつけ100円を突破。
そのニュースを前にツイッター上ではリップラー(XRPのファン)が歓喜の声を上げた。しかし「XRPハットリ」さんは冷静だった。
仮想通貨情報サイトCoinMarketCapによると、12月15日時点でリップルの時価総額はビットコイン、イーサリアムに次ぐ3位で、アルトコインの代表格だ。
リップルはブロックチェーン技術を活用し、海外送金コストを安く抑え、わずか4秒で決済が完了することをうたう新しい国際送金システムだ。
運営はリップル社が担い、出資者にはGoogle Venturesやアクセンチュアが名を連ねる。
日本ではSBI Ripple Asiaがアジア地域の金融機関・送金事業者へ決済基盤を提供している。

会社員兼個人投資家であるXRPハットリさんが仮想通貨に出合ったのは2017年4月。株の情報交換をしている友人に勧められたのがきっかけだった。
当時はビットコインしか知らなかったが、友人の勧めもあって、すぐにクレジットカードで約5万円分を1XRP3円前後で購入。ゴールデンウィークには50円前後にまで跳ね上がった。
しかしその後、XRPの価格は25円に半減。
「安く購入していたとはいえ、また一桁に戻るかもと思って、あの時は顔面蒼白になりました」
しかしそれを越えたから「今がある」。
今ではむしろ「買い増ししたいから落ちてこないかなと楽しみにしているほど」だと言い、日々ツイッターでリップラー仲間から情報収集をしている。

ビットコインに続け! 急騰アルトコインに熱狂する「ガチホ」投資家たち
https://www.businessinsider.jp/post-108593
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