そもそもメル友としての付き合いが長く、職場の同僚として毎日のように顔を合わせるようになった川西と美樹はベッタリになり、お互いの夜の生活のグチまでこぼし合う仲になった。
 「私が疲れてるのにヤリたいときにやってきてさ。しかもAVのマネしてお掃除フェラとかさせるのよ。玄関で即合体とか、ホントにバカじゃないかって思う」
 美樹にあけすけな話を聞かされるうち、川西は美樹に対する性的欲求をくすぐられるようになり、出会ってわずか2カ月後には肉体関係を持つことになった。

 ホテルに入ると、もう言葉は要らなかった。唇をむさぼり合い、お互いの服を脱がし、美樹の脚を広げさせ、その中心に肉棒をあてがうとグッと突っ込んだ。
 「アアッ、入ってるぅ!」
 埋まりきった肉棒が美樹の膣内でトクントクンと脈を打っている。抜き差しを始めると、下半身がとろけそうな感覚に襲われる。
 「イクよっ、オレも…、思いっきり出すよ!」
 「ええ、来て!」
 ギュンと熱い塊が集中したかと思うと、睾丸から一気に打ち上げられる精液が尿道を貫いて噴き上げる。
 「ああッ、気持ちイイ…」
 2人は下半身がつながったままで、精を放ってもなお硬さを失わない肉棒は美樹の膣内にめり込み、軽い痙攣を続けるのだった。
 川西としては「彼氏とうまくいってほしい」という思いもあったが、「自分のものになってほしい」という気持ちもあった。
 それぞれの同棲相手にバレないように、お互いの家を行き来して4人で交流したりしていた。

 ところが、美樹の彼氏の平松が浮気したため、美樹がクラミジアをうつされるという騒ぎがあった。当然、それは川西にもうつった。康代は川西と美樹が同時にクラミジアに感染したことから疑いを持ち、探偵を雇って調べさせたが、真相ははっきりしなかった。
 ともかく、感染源が平松であることはハッキリしていたので、美樹は「しばらく距離を置きたい」と別れ話を切り出した。平松は反論できず、その申し出を了承するしかなかった。
 そして次に川西と康代が修羅場になった。川西が美樹と関係を持っていたことを認めたため、康代は弁護士を使って慰謝料を取ることまでほのめかした。
 こうして川西と康代は5年間の同棲生活に終止符を打った。必然的に川西と美樹が付き合うことになり、間もなくマンションで一緒に住むようになった。

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