全国のお茶から日本一を決める全国茶品評会が8日に閉幕し、蒸し製玉緑茶の部門で「そのぎ茶」を生産する東彼東彼杵町が産地賞を獲得し、初の頂点に立った。
「世知原茶」を生産する佐世保市世知原町も産地賞2位を受賞。同部門の個人は、最高賞の1等1席(農林水産大臣賞)になった東彼杵町の尾上和彦さん(41)をはじめ、県勢が上位を独占した。
品評会は7茶種8部門に19府県の産地から841点が出品した。5〜7日に大村市で審査会があり、外観や香りなどを評価。各部門で個人順位と個人上位3人の合計で争う産地賞を決めた。
本県からは蒸し製玉緑茶部門に41点、釜炒(い)り茶部門に7点を出品。蒸し製玉緑茶部門は佐賀県嬉野市などを抑え、好成績を収めた。
県茶業協会長の渡邉悟・東彼杵町長は「県内全体のレベルが上がり、今年は質が高かった。地元開催で多くの入賞を果たせてほっとしている」と語った。
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https://mainichi.jp/articles/20171112/ddl/k42/040/177000c