台南市は6日、山形市と「友好交流促進に関する協定」を結んだ。締結式は山形市内で開かれ、李孟諺台南市長代理、佐藤孝弘山形市長が署名を交わした。今後は観光、経済、文化、教育、スポーツの5分野において交流を行い、友好関係の向上を図る。

民間ベースにおける両市の交流の歴史は長い。1964年には当時の山形市長、故・大久保伝蔵氏の尽力により山形県日華親善協会が設立され、台湾との交流が始まった。1993年には台南市進出口商業同業公会(輸出入協会)と山形商工会議所が姉妹関係を結んでいる。

このようなつながりから、山形市内にある国指定史跡山形城跡「霞城公園」の二の丸東大手門が、台湾ヒノキを使って復元されている。山形市によると、近年山形を訪れる外国人観光客のうち、台湾人が5割以上を占めるという。

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このような背景の下、昨年12月、当時台南市長だった頼清徳行政院長(首相)が友好協定の締結を提案。以来、双方で交流のあり方についての協議が進められ、今年合意に至ったという。頼院長は式典当日、ビデオの祝賀メッセージを寄せて両市の友好を祝福した。

李台南市長代理は、正式に友好都市となった両市のパートナーシップはより確固としたものになるとし、官民問わず多様性のある交流が進むことに期待を示した。

佐藤山形市長は、友好の深化と各分野での交流促進につながると喜んだ。

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