賞味期限間近の非常食 乾パンを東京都が無料配布
12月8日 4時22分

東京都は災害に備えた非常食のうち、来年1月末で賞味期限が切れる乾パンおよそ13万食について、
食べずに捨てることを防ごうと、今月から無料で配布しています。
東京都は、災害発生時に避難者や帰宅困難者に配るため、乾パンやアルファ米など、
800万食以上の非常食を備蓄しています。このうち、来年1月末に賞味期限が切れる乾パンおよそ13万食について、
食べずに捨ててしまう「食品ロス」を防ごうと、希望する団体や個人に無料で配布することになりました。

このうち、8日から10日にかけて配布する立川市の「立川地域防災センター」では、
128食分が入った段ボール単位で渡すことにしていて、重さが20キロほどあることから車で引き取りに来る必要があるということです。

また、配布が始まっている江東区の水素エネルギーの学習施設「東京スイソミル」では、袋単位で、来年1月末まで手渡すことにしています。

乾パンの配布は、転売や廃棄をしないことなどを条件にしていて、都の環境局は「災害への備えの重要性を知ってもらうとともに、
食べ物の大切さについても考えるきっかけにしてほしい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171208/k10011250511000.html