https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20171207-10278994-carview/
事故の相手が緊急自動車の場合の過失は?

前述のように緊急自動車は、文字通り緊急事態に対処するための走行(赤信号での交差点への進入や対向車線の走行ができる)が認められています。つまり、緊急自動車が安全に通行できるよう優先させることが、道交法上では最優先事項なわけです。
それを守らず、緊急車両と事故を起こしてしまったら、そのときの過失は一般車のほうが大きくなります。
一例として、こちらが青信号で交差点に進入、交差する道路を走ってきた緊急自動車と衝突してしまった場合、その過失は自車:緊急自動車=8:2です。緊急自動車の進路は赤信号ですが、それでもそういった割合になるのは、それほどの重要性が認められているからなのです。
また、緊急自動車が徐行して交差点に入った場合や、明らかに先に交差点に進入していたなどの場合は、さらに過失が重くなる場合もあります。
緊急車両のサイレンを耳にしたら、すみやかに場所を確認し、走行を妨害しないよう行動することを心がけてくださいね。