【モスクワ杉尾直哉】ロシアのプーチン大統領(65)は6日、自身の任期満了に伴う来年3月の露大統領選への再出馬を表明した。
再選が確実視されており、71歳となる2024年5月まで実質4期を務めることになる。

 6日夕、訪問先のロシア中部のニジニノブゴロドで開かれた露自動車メーカー「ガス」の設立85周年記念式典で再出馬を表明した。
これに先だち、プーチン氏は、モスクワで約1万5000人の若者を集めた催しに参加し、
「大統領選への出馬条件はただ一つ。人々の支持だ。私が(出馬を)決心したら支持してくれるか」と問いかけ、熱狂的な大歓声を受けていた。

 旧ソ連の秘密警察、国家保安委員会(KGB)出身のプーチン氏は47歳で大統領に初当選。
08年までの連続2期(当時の任期は4年)を務めた後、連続3選を禁じた憲法に従い退任。
側近のメドベージェフ氏(現首相)に大統領職を譲って、首相に退いた。12年の大統領選で「3期目」当選した。

https://mainichi.jp/articles/20171207/k00/00m/030/173000c