11月29日、仮想通貨「ビットコイン」の価格が初めて1コイン=1万ドル(およそ111万円)を超えたという報道がありました。
国産の仮想通貨として「モナコイン(monacoin)」などの知名度も上がっており、ASCII.jpではマイニングに関する記事が注目を集めています。

 ところで、一般的に「仮想通貨」はどの程度の認知度があるのでしょうか。
マーケティングリサーチ会社のマーシュは全国20代〜50代男女を対象とした「お金と仮想通貨に関するアンケート調査」を実施。
結果を11月30日に公開しています。調査日は9月29日〜10月2日。

 仮想通貨をどの程度知っているかをたずねたところ、「詳しく知っている」と答えた人は8.0%。「なんとなく知っている」は40.0%、
「言葉だけ聞いたことがある」は35.5%で、仮想通貨という言葉だけの認知者も含めると、8割を超える結果となっています。


「仮想通貨」の認知
 今後、仮想通貨を保有したり使用することに興味があるか聞いたところ、「興味がある」は9.6%、「やや興味がある」が23.2%で、興味ありとの回答が32.8%を占めました。
反対に、「あまり興味がない」は16.1%、「興味がない」は29.4%で、興味なしとの回答は45.5%で、興味ありをやや上回ります。
また、「すでに持っている・使っている」と答えた人は1.6%でした。


仮想通貨の保有・使用は「興味なし」が「興味あり」より優勢
 仮想通貨という言葉から連想する言葉を、モノの名前、イメージ、印象、感情など種類にこだわらず1つだけ回答してもらった結果、
もっとも多かった回答は「ビットコイン」で、全体のおよそ4割です。

 また、「危険」「不安定」「怪しい」「怖い」「詐欺」といった、ネガティブなイメージのワードを上げた回答者が全体のおよそ3割を占めており、
「便利」「未来的」「革命」といった比較的ポジティブなワードを挙げた回答者はごくわずかで3%にも満たなかったそう。

 少数の回答としては、「仮のお金」「電子マネー」「投機」「ネット」「ゲーム」「見えない価値」「価格変動」といったワードが挙げられています。

仮想通貨 好意的な意見わずか「危険」「怖い」など
http://ascii.jp/elem/000/001/596/1596173/
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