「日本人からすれば、噴飯ものですが、欧米人の中には、すし=韓国起源説を信じてしまう者もいるから厄介です。しかも、韓国系の人は欧米で日本人になりすまし、店の雰囲気も日本風に擬態しているだけに分かりにくい。そこへもってきて、
『Dokdo(独島)』という竹島(島根県)の韓国名を屋号に使い、竹島を韓国領であるとアピールしているのですから、猿知恵にしても悪質です。というよりもトランプ大統領の晩さん会に『独島エビ』を出すセンスと一緒です」

 では、その独島寿司、どんなすしを出すのか。

 但馬氏は「同店自慢のメニュー『熱いキスと熱い夜ロール』は、ごはんの上にネタを乗せ、毒々しい赤や黄色のソースをかけた奇怪な食べ物。これをすしだと言い張る厚顔さには、開いた口がふさがりませんでした。
韓国ナンチャッテすし屋はどこも大同小異といったところでしょう」と説明する。

 ここまでは笑ってすませられるかもしれないが、恐ろしいのは、衛生観念だ。

「韓国の大衆料理屋では前の客の食べ残しをそのまま使い回すなんてことは当たり前に行われています。以前やはり、韓国系すし屋が川魚をそのままネタとして出していたというケースもありました。
そのようないいかげんな調理で出されたもので食中毒でも起こされたら、日本のすし文化の信用にもかかわってきます」(同)

 幸いなことに、本当の日本食好きの米国人には、本物と韓国系ナンチャッテ和食の店の区別がつくそうだ。「アジアンフーズ」を看板にする店は、まず韓国系だそう。

「アジアという名目で、すしからプルコギ、キムチまでなんでも揃えているという店です。そもそもすしのような素材の新鮮さが命の料理と、臭いのキツい韓国料理とは水と油なのですが」と但馬氏は指摘している。