自然豊かな北海道の襟裳岬で、大量の秋サケが頭だけ食い散らかされる被害が起きている。
地元の漁師を悩ませる被害の実態に迫った。

漁師「全部やられている全滅だ」「ほとんどやられちゃってる」

網から出てきたのは、頭だけが食い荒らされた秋サケ。
サケを食い荒らす厄介者の正体は、野生の「ゼニガタアザラシ」。
その被害額は、昨年度だけで5000万円以上。

環境省・平野さん
「この1年2年は特に(秋サケ)不漁で、
 その中でアザラシが食べる量が一定であれば、どうしても被害割合は増えますので」

その状況に、国もアザラシの捕獲に乗り出した。
環境省は約1000頭の群れを来年度までに800頭ほどに減らし管理していくという。

http://www.news24.jp/articles/2017/11/27/07378942.html