ロイヤルホストなど元日を休みに 働きやすい環境作り

外食大手のロイヤルホールディングスは、ファミリーレストランの「ロイヤルホスト」など全国の大部分の
店舗で来年の元日を休みとすることを決めました。人手不足の深刻化を受けて人材確保のため働きやすい
環境を整備することが狙いで、外食チェーン各社が年中無休を掲げる中、こうした動きが広がるか
注目されます。

ロイヤルホールディングスによりますと、全国220店舗を展開するファミリーレストラン「ロイヤルホスト」の
うちおよそ9割の店舗について来年から1月1日の元日は休業日とします。

また5月と11月にも休みの日を設け、年間で合わせて3日間の休業日を設けることを決めました。

31店舗を展開するステーキチェーン「カウボーイ家族」も大部分の店舗で元日など年間で3日間を休みと
するほか、天丼チェーンの「てんや」も150余りの直営店のうちおよそ8割の店で来年から元日は休みとします。

これらの店舗は原則として年中無休で営業をしてきましたが、ロイヤルホールディングスでは、人材を
確保するためには社員やアルバイトが働きやすい環境を作ることが欠かせないと判断し、元日を中心に
一斉の休業日を設けることにしたと話しています。

人手不足の深刻化を受けて大手外食チェーンの間では「ロイヤルホスト」や「ガスト」などで24時間営業を
見直す動きは出ていますが、各社が年中無休を掲げる中、全国一斉の休業日を設けるのは珍しく、
今後こうした動きが広がるか注目されます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171125/k10011234891000.html