大阪市の吉村洋文市長は24日、姉妹都市提携を結ぶ米サンフランシスコ市の
エドウィン・リー市長が、慰安婦を象徴する女性像の寄贈受け入れを承認したことを受け、
12月中にも提携を解消する考えを表明した。

 市役所で記者団の取材に答えた。吉村市長は「信頼関係が破壊された。姉妹都市は解消し、
(交流事業に)税を投入しない」と述べ、民間団体の交流事業に対する補助金も含め、
取りやめる考えを示した。

 近く幹部会議で決定し、提携解消をサンフランシスコ市側に書簡で通告する方針。
吉村市長は、リー市長との会談を求めた書簡に対し、サンフランシスコ市側からメールで
「会談は可能だが、慰安婦像について交渉の余地はない」と返信が届いたことも明らかにした。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171124-OYT1T50039.html