ジューシーな豚肉が衣に包まれている料理といえばトンカツだ。
揚げたてのトンカツを食べると、サクサクとした衣の食感とともに、中からジワーッと溢れ出す肉汁。
ソースの味とも相性が良く、何杯でもご飯が食べられるような、最高のごちそうのひとつだろう。

トンカツ屋の店長が激怒
飲食店を経営していれば、迷惑だったり、変わったお客さんの一人や二人は必ずいるもの。
マナーの悪いお客さんに対して上手に対応していくのも飲食店経営者のスキルのひとつだと言える。

ところが、都内でとんかつ店を経営する足立さん(56歳)は先日、どうしても許せないお客さんと出会ったという。
その怒りのエピソードを語ってくれた。

「トンカツは肉と衣を油で揚げるだけのシンプルな料理。だからこそ味の違いを出すためには
素材や調理法で差をつけるしかないわけ。調理人のセンスや技術の差がハッキリと出る料理なんだよ。

ところがどっこい。この前来た客は本っ当に驚いた。
アベックで来て、2人共ロースカツ定食を頼んできたもんで、いつも通りおいしく作って提供したわけさ。
そしたら男の客のほうが、なかなか食べないでモゾモゾしてんなと思ったら、
トンカツの衣を全部剥がしてやんの!! ズル剥けにされた豚肉だけを食べているわけさ!」

足立さんの怒りは全く収まらない。さらにヒートアップしながらで話を続けた。
「ウチはパン粉にだってこだわってるし、最高の食感で食べられるように、秒単位で揚げる時間を計っているわけ。
それなのに衣を全部剥がすなんてあんまりじゃねえか!! トンカツ屋でトンカツを食べる意味あんのかよ!!

しかも、一緒に連れてきた女にウンチクを語り出すわけさ。
『衣を剥がすのが通の食べ方だよ〜』とか『こんな油まみれの衣なんか食べたらすぐ太っちゃうからね〜』とか言い出して、
女に衣の剥がし方まで教えはじめやがった。ふざけんじゃねぇよな!!」

その後、問題の男女はしっかりトンカツの豚肉だけを食べ、衣は皿の上に山のようにして残されていたという。
足立さんが怒るのは大いに理解できるが、個人的にはその男女の食べ方が何より気になってしまう。

豚肉だけ食べたいのであれば、焼肉屋で豚肉でも注文すればいいのではないだろうか。
せっかくなので、その男女がしていた食べ方を実際に試してみることにした。
最寄りのとんかつチェーン店に足を運び、同様にロースカツ定食を注文。


http://news.infoseek.co.jp/article/trivianews_4311518/