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空港に届く2万件の騒音苦情の半数以上はたった10人から寄せられている
https://gigazine.net/news/20171121-heathrow-noise-complaint/

 空港と騒音問題は切り離せないもので、ロンドン・ヒースロー空港では
2017年7月〜9月の3カ月間で2万642件もの苦情が寄せられています。
しかし、データの内訳を見てみると、苦情を申し立てたのは1190人で、
特にその中でも苦情件数の多いトップ10の人たちだけで1万3038件、
全体の63.2%を占めていることがわかりました。

Nearly two thirds of Heathrow Airport's 20,000 noise complaints came from 10 people during the third quarter of 2017 | City A.M.
http://www.cityam.com/276080/nearly-two-thirds-heathrows-20000-noise-complaints-came-10

Reports | Noise | Heathrow
http://www.heathrow.com/noise/facts,-stats-and-reports/reports

 ヒースロー空港では地域の騒音問題への取り組みを行っており、
1四半期(3カ月)ごとの騒音レポートを公式サイト上で公開しています。

 2017年7月〜9月のデータについては記事作成時点では
公開されていないのですが、ビジネスニュースサイト「City A.M.」が
先行してデータを入手して報じた内容によると、直近の苦情件数は
2017年1月〜3月期が2万1547件、4月〜6月期が2万1045件、7月〜9月期が
前述の通り2万642件と、減少傾向にあります。

 しかし地区別でみると、件数が最も多いヒースロー空港西側に位置する
スラウからの苦情は、4月〜6月期が4439件だったのに対して、
7月〜9月期は6315件と増加していました。

 一方で、苦情を申し立てている人の数でいえば空港東側に位置する
リッチモンド・アポン・テムズやスラウの南にある
ウィンザー・メイデンヘッドの方が多いということもわかっています。
(続きは下の方)