加計・森友問題 拭えぬ疑念 首相しか解決できない=杉本修作(東京社会部)

 学校法人「加計(かけ)学園」が国家戦略特区を活用して獣医学部を新設する計画は、
林芳正文部科学相が14日に認可し、来年4月の開学が決まった。野党や我々メディアは、
加計学園の学部新設と学校法人「森友学園」の国有地取引を巡る問題について、安倍晋三
首相に説明責任を果たすよう求めてきた。10月の衆院選で政権与党が勝利し「いつまで
モリカケの議論を続けるのか」との声もある。それでも私が二つの問題を問い続ける理由を
述べておきたい。(略)

 首相がすべきなのは、自身の関与がなかったとしても周辺に「そんたく」がなかったか
徹底調査すること。さらに、公文書でない職員のメモ類なども公開し、国民の理解を得る
努力をすることだ。この問題に終止符を打てるのは、首相しかいない。
https://mainichi.jp/articles/20171117/ddm/005/070/009000c