「死ね」を憂える荒廃した社説

 18日付の朝日新聞社説「政治家の言論 その荒廃ぶりを憂える」を読んで思わず噴き出してしまった。
「朝日新聞、死ね」とツイッターに書き込んだ日本維新の会の足立康史衆院議員を
「根拠を示さないままの中傷」「その軽薄さに驚く」「低劣な罵(ののし)り」などと、実に荒廃した表現で罵倒していたからだ。

 では、昨年の流行語大賞に選ばれた「保育園落ちた日本死ね!!!」はどうなのか。
こちらは「政策に不満を抱える市民の表現」であり、国会議員と同列にはできないそうだ。

 果たしてそうか。「日本死ね」は民進党政調会長だった山尾志桜里衆院議員(現無所属)が国会で取り上げ、注目を浴びた。
山尾氏は流行語大賞授賞式にも出席している。これを称賛したのはどこの新聞社だったか。

 こういうのをダブルスタンダードと言うのではないか。足立氏はさぞにんまりしていることだろう。
(編集局次長兼政治部長 石橋文登)

http://www.sankei.com/column/news/171119/clm1711190007-n1.html