自民党の石破茂元幹事長は18日、安倍晋三首相の母校である成蹊大学(東京都武蔵野市)で講演し、首相批判を容赦なく展開した。

 首相が打ち出した消費税増税分の教育無償化への充当について、石破氏は「党では誰も聞いていなかった。首相が何でも決められるなら党は要らないという意見もある」とこき下ろした。

 先の衆院選に関しても「何を決めてもらう選挙だったのか、国民もよく分からない。消去法的に自民党が勝ったのが現実だ」と述べ、首相が全面的に信任されたわけではないとの認識を示した。冒頭では
「呼ばれたので、殴り込みに来たわけではない」と語っていたが、講演に熱が入ると首相への対抗心を抑えきれなかったようだ。 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171118-00000071-jij-pol